
第12話『かくされた世界』
今は思い出さなくてもいいです いつか自然に再会する日が来るはずです借りていたヴァイオリンを仁科に返しました
「そのバイオリンね、ちょっぴり古くなって弦も草いれしてるけどとっても素敵なバイオリンなの
だから捨てないであげてほしいの お願いしますなの」なのはどうしても衿衣の口調だと思ってしまいます・・・ でも皆は逆だったのかな?(
ことみは最近図書室に篭らず、教室で授業を受けているようで
クラスメートにも分からない問題を教えてあげたりと、溶け込んでいるようでした
その後、演劇部の部室で杏はことみに熱く指導するも・・・
「あんたがお笑いって・・・ 100万回生まれ変わっても無理だわね」やはりツッコミのセンスが無いのは明らかなようで・・・ それに笑いのツボも特殊?(
休日は特に何もしていないという5人は
「集団デート」と称して遊ぶことに―
ことみがもうすぐ誕生日だというのを知った杏はUFOキャッチャーでぬいぐるみを取ろうと試みるも、
なんと朋也のお金を使って34回失敗した様子で、まだまだ諦める気はありません
誰か他に出来るやつはいないのか、と嘆いていた時に予想もしない助っ人が登場!
「風子参上!」パーティーセットの帽子を被って颯爽と
風子が現れました
「あの子はクレーンを使わせたら右に出る者はいないと近所で噂されるほど、このゲームの達人です」自然に再会する日が来るって言ってるので、これは本体ではないんですね・・・
朋也たちは、見覚えはあっても誰なのかは忘れているようでした
結局お目当てのぬいぐるみは取れずに風子は足早に去っていきました
夕方になって皆でアイスを食べている時、ことみだけは暗い表情・・・
夜になって朋也はことみと2人で歩いている時に、前回出てきた謎の男が現れます
追い払って逃げれたものの、ことみは怯えていました―
朋也はことみの言っていた意味不明な発言で登場した動物達が出てくる夢を見ます
燃えさかる火の中で泣くことみと朋也、そして謎の男も登場していました
そこでハッと目覚めた朋也はその夢を見て驚いているようでしたが・・・

朝、杏がことみを使って朋也をからかっていると渚が息を切らしてある知らせを持ってきます
それは涼がバス事故に遭ってしまったかもしれないというものでした
「うそ! 椋に何かあったら、私に分からないはずがないわ!」急いで現場の近くまで走っていくと、涼はその次のバスに乗っていたようで無事でした・・・が、
ことみの様子が急変― いきなり泣き叫んでその場に倒れこんでしまいます
「いい子にするから 私、いい子にするから・・・」保健室に運び、休み時間にお見舞いに行くと既に1人で早退したらしく
事情を聞こうと朋也と杏は職員室に行くも、先生からは
プライバシーだからという理由で
詳しい事情は聞けませんでした とりあえずことみの家の住所だけ教えてもらうことに
「私達ってさ、本当はまだあの子の本当の友達じゃなかったのかもね・・・」
とりあえず家に行ったものの、残念ながら応答が無かったので解散することに
でも何か引っかかるものがあると言って朋也は再びことみの家に行くと、謎の男がいました
この男はことみの両親と深い関わりを持つ人のようで、ことみの小さい頃も知っているとのこと
詳しい事情を聞こうとするも、
プライバシーのことだからと話してくれませんでした
「あの子にとっては、今も我々は悪者なんだな・・・」やはり昔、何かがあったようでこの男も関係していました
「機会があったら彼女に伝えて欲しい・・・
許してもらえるとは思っていない 私達はあの時のことを、今も後悔している」三度ことみの家に戻ると、幼い頃の記憶が微かに甦ってきました
「やっぱり覚えている・・・ 違う、玄関から入ったことは一度もない―」すると、垣根の隙間に入っていきことみの家の庭へ
そのまま中に入っていき、ことみの部屋を開けると新聞記事が落ちてきました
すると、瞬時に状況を理解して・・・
「俺達会っていたんだな、子供の頃に―」前半の話と後半の話が同じ1話だとは思えないような構成でした
新聞記事を見る限りでは、どうやらことみの両親は亡くなってるんですね
そして2人は幼い頃からお互いを知っていて、火事の時にも現場に居合わせている・・・
こうしてどんどんシリアスになっていくのか、作品に引き込まれている自分がいます

第13話『思い出の庭を』
「初めて会った女の子として大切にしてくれて、色んな友達を紹介してくれて・・・
分からなくなったの 思い出して欲しいのか、忘れて欲しいのか、あの時の私のことを―」やはり2人は知り合う仲でした
初めて図書室で会った時に、ことみは朋也だと分かったけれど朋也の方が忘れてしまって・・・
「ことみちゃんはことみちゃん とても綺麗な3つのひらがな
お父さんとお母さんの大事な宝物」ことみは両親にとても愛されていました
そんなある日、バイオリンの練習をしていたことみは
蝶を追いかけて家に迷い込んできた朋也と出会います
ことみは、父に誕生日には
くまさんのぬいぐるみが欲しいとお願いします
別にこれが欲しかった訳でなく、本に書いてあったから言っただけだったようです
そして幸せな日々は突如、終わりを告げる―
誕生日近くになったある日、ことみの両親は飛行機で仕事で出張に行くことになってしまいます
誕生日は一緒に過ごしてくれると約束してくれたと言ってことみは反発します
両親は誕生日の料理は作ってあるからと、ことみを説得しようとすると余程ショックだったのか
「お父さんとお母さんの嘘つき!!大っ嫌い!!」約束されていたくまさんのぬいぐるみを探してくると言っても、それに執着心なんて無かったことみは
「いらないもん! お父さんもお母さんも大っ嫌い!」と言い放ってしまいます
そして、そのまま両親は飛行機事故に遭ってしまい―
「お誕生日の日は誰も来なかった 家政婦さんも急病で、私は一人だった
そして朋也君も姿を見せなかった・・・」なんで朋也は来れなかったのか、気になるところです
そして、そこにことみの父の論文を探しに謎の男がやって来て両親のことを聞かされる・・・
だから
悪者と認識してしまったんですね
「これからはうんと良い子にします わがままも言いません
お勉強もたくさんします ご本もたくさん読んで良い子にします
だから神様お願いです、お父さんとお母さんを返して下さい
だからどうか・・・ 返して下さい―」後悔の念と悲痛な叫び― 12話の
いい子にするからがとても重く感じられます

ことみは父の書斎に入ると、机の上に封筒を見つけます
悪者が言っていたのはこれだ、これのせいで・・・ という感情が湧き上がり火をつけてしまって―
それからことみは父の論文を燃やしてしまったことに罪悪感を感じ始め、
罪滅ぼしで、両親の事故を書いてある記事を
切り取って集めるようになります
そして両親の跡を継ぐ為に必死に勉強するようになって・・・
ことみの過酷な過去に、今はこれ以上朋也は深入りすることは許されませんでした

朋也は次の日学校で、ことみがしばらく学校を休むこと
担任の先生からことみがアメリカへの海外留学をいきなり引き受けたことを聞かされます
ことみの庭に行くと、何かを思ったのか草刈をし始めました
次の日もその次の日も、朋也は朝早くからことみの家の庭にやってきて
ことみのことを思いながら草刈に没頭します さすがに道具が必要になってきたので
それらを買いに行くと、偶然杏たち3人に出会います
どうやら誕生日にヴァイオリンをプレゼントしようと思い、楽器の調整に行ってた途中
バイクにぶつかってヴァイオリンが大破してしまった・・・と、かなり不幸な話です(
色んな楽器屋に行くも、修理はとても誕生日の土曜には間に合わず・・・
「こないだまではあんなに楽しかったのに、なんでこう上手くいかないのかしらねー」ことみの家に着き、道具を使って草刈をしようと考えていました
「岡崎さん、私達もお手伝いしてもいいですか?」間に合うか分からないのでとてもありがたい、でも3人には
心配してくれる家族がいる
「岡崎さんもあまり無理しないで下さい」 「分かってる、道具を整理したら俺も帰るよ」3人がことみの庭から立ち去ると、朋也は草刈を始める・・・
「埋まっているのは、きっと子供の頃の俺自身の記憶だ
ことみは眠っているんだろうか 悪い夢は見ていないだろうか
もしかしたら、今やっていることはすべて無駄かもしれない
そうなった時、俺はそうすればいいのだろう?
そうなった時、俺には耐えられるだろうか・・・」自分が忘れている大事な記憶を思い出す為、汗を滲ませながら草刈を続けていると・・・
「岡崎さん~! 戻ってきちゃいました」渚たちは、朋也が草刈をしていると感づいて庭に戻ってきました
「そうだ、不安がることなんてない! 俺は1人じゃないんだから」4人で協力して草刈をしていると、渚が2階のカーテンが少し揺れたことに気付きます
それを聞いた3人は笑みを浮かべ、気合を入れ直して―
「さぁ、続けようぜ!」 「うん!」ことみの過去にはあんなことがあったんですね
大事な仕事とはいえ、食べ物だけって言うのはあまりにも可愛そうだと思うんですが・・・
気になったのは、朋也がなんで誕生日にいなかったかってことです
朋也たちの頑張りは絶対に報われてほしいですね
だんご大家族が凄く名曲に聞こえてきた・・・

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